情報誌や新聞などの速読法

速読法においては、「ある一部を必要とした読書」と「すべてを読破すべき読書」と「目的が曖昧な読書」、それぞれに合わせた各々の速読法が必要となってきます。

 

その中ではもしかしたら、一番最後の「目的が曖昧な読書」の速読法が最も難しいのかもしれません。では、その曖昧なものには一体どのような本が該当するのでしょう。例えば、情報誌などが該当します。

 

情報誌とは、総合的な情報を載せた本のことを指しますね。写真も多いのですが、それなりに文章もあるので、速読の範疇に入るでしょう。あるいは、新聞などにしても同様ですね。新聞は本ではありませんが、間違いなく速読の対象として入ってくる媒体です。新聞も、自分に必要な内容か否かがわからない状態で読んでいくのが普通かと思われます。

 

このように、読む対象が曖昧なものの場合の速読法というのは、自分に必要な情報を探す作業でも結構大変だったりしますよね。また、自分にはあまり必要のない情報だったのに、実際に読んでみたら面白かった、などといった事もあり得るので、簡単に捨てたりはできません。そこで、最初の数行を読み、そこで判断する能力というものが、大事になってくるのです。

 

一番好ましいのは、最初の記事を読んでみてあまり興味を抱けないと判断した時点で、次の記事にうつるという感じで読んでいくことでしょう。新聞や情報誌というのは、すべて同じ人が書いているわけではないのです。ですから、興味のない記事が続いても、媒体そのものを見切るには惜しいのです。重要なのは記事単位で判断していく事です。それと同時に、その記事の底を最初の数行のうちに、ある程度は把握する必要があります。

 

読者に対して興味を引くためにギミックを仕掛けてくるのが、こういった情報発信を行う媒体の常套手段です。逆に言えば、そのギミックがなければ、ただ作っているだけであまり考えていないと判断できます。効率を上げるためにも、そんな点も見逃さず、自分に合う記事かどうかを判断していくことが大切なのです。