独学で速読を学ぼう
コストを一切かけずに速読法を学びたいという人もいるでしょう。仕事に利用せず、あくまで読書という趣味の範囲内で速読法を利用したい人ならば、技術を得るためにできる限りコストをかけたくないというのが人情ですよね。しかし、コストをかけずに速読法を学ぶ事が、果たして必要なのでしょうか。
コストをかけない、イコール、教材や講師の方に頼らないという事です。ゆえに、必然的に独学で学ぶ、ということになってしまいます。そして、独学で速読という技術が学べるかというと...学べなくはない、といったところです。
まず最初に言えるのは、かなり困難だという事です。ある程度の知識ならば、インターネットを利用して習得するのは可能です。トレーニングの方法もそこで調べていけばわかるでしょう。しかし、実際に行ってみたものの成功しなかった時に、誰にも助けてもらえないのは致命的といえます。上手くいかなかった場合、大半の人はそこで止めてしまうのではないでしょうか。
仮にそれなりに上手くこなせたとしても、読書スピードが急激に上がるのを前に挫折してしまうケースが多いでしょう。というのも、独学の速読には、ゴールが見えないからです。速読法には、30分で文庫本1冊を読めれば立派、という基準がありますが、独学でそこまで辿り着くのは無理だと断言できます。よって、独学なりのゴールを見極めなければならないのにもかかわらず、それを設定するのは難しいため、中途半端に止めてしまうパターンになりかねないのです。
これだけ述べると、独学では無理だろうと思われがちですが、中にはしっかり学べる人がいるのも事実です。そのような人は、持って生まれた速読の才能の持ち主だったのでしょう。それに該当しない人がほとんどであるものの、中にはできる人も存在するのだという事です。