速読のメリットその4 応用

単に本を速く読む為だけの技術として、速読法が存在するわけではありません。もちろん、一番効果を発揮するのはその部分ですが、本を速く読むだけでなく、様々な面で応用できます。

 

速読法の基本は、文章を頭の中に入れる速度、内容を理解する速度、情報を分析・解析する速度を上げることにあります。これには、読む速さという単純なものだけでなく、認識力や分析力、あるいは洞察力などの強化が必要になります。つまり、速読法という技術の目的が本を速く読む事だとしても、身につけた能力が応用できる分野は幅広いものであるという事になります。

 

例えば、洞察力が増すおかげで、気の利いた人間になることができます。相手が何をして欲しいのか、この場には足りないのは何なのか、などといった事にも素早く対処できる人間になれるのです。どうなれば、気の利いた人間だと、周りの人が認識してくれるでしょう。

 

勉強に役立つのが、認識力の増加です。教科書や問題を読むなどの中で、速読法が時間短縮を助け、その時点で既にかなり有利になりますが、認識力を上げれば、問題の意図を察知するのも素早くなり、答えを導き出すスピードもあがります。実は、受験に大きく役立つ技術としても、速読法が注目されているのです。問題を解く上で、分析力の向上も役立つでしょう。

 

この他にも、速読を必要とする行動は日常生活の中にもたくさんあります。速読法は、新聞を読んだり、インターネットのニュースサイトを見たり、会社の重要な書類を理解したりといった場合でも、非常に活躍します。速読というスキルは、多方面で応用が利くわけです。